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【人生哲学】【思い出に残る言葉】 上には上がいる。でも、下には下がいる。

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階段は上に登るためでもあるけれど、下に降りるためでもある。

 

階段を登るのがしんどいJURIOです。

いや、年ってわけじゃないですけどねw

今日もこんな適当な文章を読んでいただき感謝申し上げます。

 

さて、今日は思い出に残る言葉ということで、結論から。

 

上には上がいる。

 

と同時に

 

下には下がいる。

 

というお話。

 

まぁ、みなさん「上昇志向」の記事が多いですね。素晴らしいことだと思います。私もそんな時期がありました。そして、人間生まれたからには「1位」になりたいですよね、それはそれでいいんです。頑張れるんだったら。それを貶しているわけではありません。

 

 

でもね、残念ながら上を目指すのがしんどくなった人、上を目指したらいつの間にか抜かれまくった人、上に立ったら誰もいなかった人、色々あるんですよね、世の中には。

 

「上には上がいる。もうダメだ、頑張れない」

「自分の実力だとここが精一杯」

「これ以上無理」

 

みたいになっている人、本当によく頑張りました。

それは素晴らしいことです。

 

しかーし!

 

もう一度考えてください。

 

あなたが頑張ったから、上には上がいるとわかったかもしれませんが、一方で、

 

下には下がいます。

 

これは何も下にいる人を貶している話ではないので悪しからず。

 

気持ちの持ちようという意味で、書いています。

 

私が下記みたいな記事を書いているのもそうです。

 

jurio1202.hatenablog.com

 

人間、上り調子だけじゃないんです。

どうしたって疲れる時があるし、上しか見ていない人からすると、その階段が亡くなった時に絶望がやってきます。

 

違う階段を見つけて飛び移るのも1つの手かもしれませんが、今まで登ってきた階段をきちんと見てあげてください。ちゃんと階段を登ってきているんです。

 

これは私が学生の頃の話ですが、この言葉を言われた時のお話をします。

 

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JURIO学生時代。

モバイトという言葉が流行っていた当時。1日数時間から働けてその日にお給料がもらえるという仕事を私はしていました。

 

そして、当時関西で学生をやっていた私は気楽な感じでこのバイトを始めました。

引っ越し、工場での仕分け作業や荷物の積み込み、イベント設営、警備員、はては焼肉屋の皿洗いまで派遣されて短期の仕事をしていました。

 

基本的に体力があって、ノリのよかった私はトントン拍子にその支店の中でも存在感を表すほどになって、派遣される側ではなく「派遣する側」のほうのアルバイトになりました。

 

要は営業をやって、仕事を取ってきてスタッフに現場に行ってもらうという社員みたいな仕事をしていました。これが19歳くらいの若者にとっては存在価値とお金が両方手に入ったので、のめり込みました。

 

おかげで19歳で日払いですけど月に50万円近く稼いでスーツを着た嫌な奴になっていましたwスーツを着てスタッフが飛んだりすると、慌てて作業着に着替えて自分が代わりに現場に入る、みたいな状態です。

 

月に50万円近く稼いでいましたが、休みは月に2日か3日しかありませんでした。さらに勤務時間は工場は朝早いので(スタッフ確認の電話とかしてましたから)6時くらいから深夜の12時過ぎまで。事務所に半月くらい泊まる、みたいな生活を1年近くしていました。

 

それでも楽しかったんです。

お金がもらえること、大人みたいに仕事ができること、何より仲間がたくさんいたこと、まさにある種の青春でした。

 

そして一方で海外への憧れもあり、とにかく上昇志向の強い男でした。

おそらく当時の私を知る人は、「何をそんなに生き急いでるんだ」と思われたことでしょう。実際そうでした。サボる奴とか飛ぶ奴とかの気持ちがまったくわかりませんでした。

 

で、ある時、スタッフが仕事をすっぽかして飛びます。

派遣先は上がつくほどのお得意様。しかも1人ではなく4人いっぺんに。

私1人がフォローで入るには足りない状況で、支店長まで借り出して現地に行きました。そしてめちゃくちゃ怒られましたけど、なんとか気合いで乗り切って、お客様も怒り狂ってましたが、とりあえずひたすら怒り続けるわけにもいかず、なんとか3日くらいにわけて我々社員と意識の高いバイトだけで回しました。

 

そして、その4人が事務所に謝りに来たか、と思うと来ない(恐ろしいくらいの電話をこちらからもかけています)。

仕事が落ち着いて1週間ほど経った頃、その4人が来たそうです。私や支店長がいない時に。

 

めっちゃ軽い感じで、当時の経理の子に言い放ったそうです。

 

「すんませんでしたー。実は仕事のあった前日にコイツが万馬券当たったんすよ、それが50万円になって、4人で旅行に行ってしまいました。」

 

どうやら支店長や私がいない時を狙ってきたそうです。そこから彼らの姿は見ていません。街で出会ったら犯罪を犯しそうな空気ではあるものの、こういう奴がいるわけです。

 

この話を経理から聞いて、さらに支店長が事務所内で暴れまわったのですが、私も怒り狂ってました。

 

その時に支店長が言った一言。

 

「◯◯よ(私の本名)、上には上がいると思うけど、下には下がいるなぁ」

 

と。

ほんとそう思いました。

この時は怒りを鎮めるために言った言葉だと思いますが、今となって、使い方さえ間違わなければ、自分の気持ちのバランスを取るためにもこの言葉は大事かなと思います。

 

ちなみに、その4人は二度と現れませんでしたし、仕事も依頼することもありませんでしたし、なんなら当時のバイト先では「飛びリスト」ってのがあって、違う支店でも働けないようなブラックリストがあったので、あれ以来会っていません。どうでもいいですけど。

 

って、今よく考えたら、仕事を飛ばして信用をなくすことと万馬券(それも50万円かよ!って感じですけど)を当てて遊ぶことを天秤にかけて仕事を飛ばすってのはフリーターというか若い人の考え方なんだろうなーと思います。

 

仕事をして当たり前、から自分の都合を最優先にする、というのも理解はできますけども、人相手の仕事であればやっぱり「信用」を築いたほうがいいと思います。この辺の話はまた今度しますけど。

 

 

ちょっと話がずれましたけど、私はこの言葉は良い意味で使っています。

頑張りすぎた、と自分の心が弱っている時、ぜひ思ってください。

 

あなたは想像以上に頑張っていますから。

 

あなたが見ている景色では、上には上がいるかもしれません。

でもその景色に憧れている人がいるのも事実。

 

無理しないでくださいね。