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【太陽光】【投資】太陽光発電買取の終了について思うこと

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太陽光発電事業、実は私やっています。

投資家の顔も持つJURIOです。

ほんと、なんでもやってます、私。

 

というわけで、今回の記事はちょっとマトモな話をします。

 

ちなみに私は買取金額36円(税別)で2機持っています。単純に売上だけで年間800万円近く売上があります(個人の会社で持っています)。

と、私の話はさておき。

 

本日、Yahoo!ニュースで下記のニュースが流れました。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6326524

 

太陽光買取終了を検討。

 

個人的な話をすると、基本これは「既定路線」だと思っています。

当たり前の話であり、残念ながら胡散臭いブローカーもわんさかいたわけですし、質の悪い太陽光発電もたくさんあります。

 

これは不動産でも同じですね。

要は

「儲かりそう」

みたいな案件があると、どうしても「怪しい人たち」が出てきます。

 

でも言っておきますが、80%くらいの人たちは「きちんとした人たち」です。色々と批判はあると思いますが、本来、この政策の基本的な考えは以下の通りです。

 

低炭素社会の実現に向け、太陽光発電を始めとした再生可能エネルギーの活用によるCO₂削減の加速化・最大化が必要となっており、我が国においては、再生可能エネルギー固定価格買取制度の導入を契機として、太陽光発電の導入が大幅に進んでいます。

*環境省HPより抜粋

 

2011年の東日本大震災原発問題が発覚し、原発の危険性が言われています。原発原発で安全に運転すれば非常に効率の良いものなのですが、震災でリスクが発覚し、世論的にも厳しい状況になってしまいました。

 

しかし、人間が生きていくには「電気」は必須であり、「エネルギー」問題は絶対的につきまとうわけです。原始時代のような生活を全世界の人が受け入れるのであれば、問題はないのでしょうけど、残念ながら進化する存在であり、利便性を追求する人間という存在はどうしてもこの「エネルギー」からは逃げられないのです。

 

ちなみに固定価格買取制度(FIT)というのは世界50ヶ国以上で取り入れられている施策ですので、別に日本だけがダメだというわけではありません。資源が少ないこの国で多少の「やり方」に問題はあったにせよ、マクロ的に見ると方向性は悪くないと思います。

 

ただ、政府が考えている以上に、コントロールが効かなくなっているのも事実でしょう。それは批判としてきちんと受け止めなければいけないといけません。

 

では今後どうなるのか?

 

真っ当な太陽光発電事業者であれば、「AFTER FIT」つまり、固定価格買取制度が終わった後の事を考えています。そして地方の自治体も考えています。

 

どういうことかというと

政府が買取をするのではなく、地方自治体が買い取る、新電力の会社が買い取る、多くの電気を使う工場などに直接販売する」ということが起きてきます。

 

現在の買取制度は政府がFITで保証はするものの、実際には日本全国にある10の電力会社が買い取って、それを一般家庭に販売しているわけです。その電気代が高くなっているから消費者は怒るわけです。「賦課金」と呼ばれるものですね。そのせいで太陽光発電事業そのものが悪の権化となっている感じです。

 

これは残念ながらちょっと違います。

太陽光発電そのものが悪いわけではありません。電気というインフラを受け取る「仕組み」がうまく機能していないというのが正直なところかなと私は感じています。

*異論・反論はあるかと思いますが。。。

 

今後、固定価格買取制度は確実に終わります。

そして、それは正しいと思います。そこにあるのは、どうしても「投資」とかそういう発想になりがちですし、本来の意味とは違うはずです。

 

電気というはインフラです。

インフラだからこそ、そこはクリアにすべきであり、競争原理をきちんと反映させて適切な発電事業者が発電をし、送電をして(この送電部分も問題ありですが)、そして受電をしていくという仕組みを誰もがわかるようにしていくのが必須になってくると思います。

 

ここはまだまだ規制があります。

そして上記で述べた通り、インフラだからこそ規制をきちんとして統制していきますが、いきすぎた規制は利権となります。それもまた痛し痒しな問題になっています。

 

ここで政策批判とかを述べるつもりはありません。

 

ただ、勘違いして欲しくないのは、そもそもの考え方である

 

低炭素社会の実現に向け、太陽光発電を始めとした再生可能エネルギーの活用によるCO₂削減の加速化・最大化が必要

 

ここにきちんと目を向けたやり方を我々がきちんと考えていく、というのが重要だと思っています。私も太陽光発電事業を行っている身として、当然ですが近隣住民の方に頭を下げて合意を取り、そして定期的にチェックをしてよりよい関係を周囲の方としています。こういう地道な作業が非常に重要で、これは「話し合い」だと思います

 

どこまでいっても「話し合い」できちんと解決していくのだと思います。

 

その手間を惜しんで、「儲かるから」という理由でやっている人もいるかもしれませんが、この話題はそんな話ではなく、今後もっとみんなで「良い方向」を作っていこうという投げかけだと思っています。

 

実際、私も固定価格買取制度を利用していますが、これが終わった後の動きを地元の方たちと話し合っています。

 

これは経産省という「お上からのお達し」というわけではなく、私は地域にこそ答えがあると思います。きちんと地域・地域で自家消費、地域消費、地産地消できるような電気があってもいいと思います。

 

地域で発電をして、その地域で大手電力会社から高い電気を買うのではなく、その地域で発電した電気を安定した価格で買っていく。そして電気が余ったら隣の地域に安く卸してあげる、そういうことが可能な世の中になりつつあると思っています。

*電力取引というのは乱降下するので、電気代は必ずしも一定ではありません。

 

 

そういう前向きな議論と前向きな施策が出てくることを心より望んでいます。

もちろん、そんな簡単なものではないでしょうけども、やはり希望を持っていきたいじゃないですか。

 

もっともっと暮らしやすい世の中になっていけば良いなと単純に思っています。

 

重い話題で重い文章ですいません。

また知識が偏っていたり、足りない部分があったりする部分が多々あるかと思います。ここで事前に謝罪しておきます。誰かを傷つけたり批判したりする気はまったくありません。

 

それでは。