【転職】【中途採用】面接官だった私が採用した男女たち その1
これまで転職3回。独立しているのに3ヶ月に1回職務経歴書をアップデートしているJURIOです(日付変えるしかやってないけどw)
さてさて、今日は
会社辞めたいっす(涙の訴え)
って話じゃなくて(嫌ならさっさと辞めましょうw)、
面接官ってどこ見て決めてます?
って話。
転職3回やってますけど、今、社長としてやってますけど、実は3回目の転職の時は結構長いこと会社員をやってまして、一応、面接官(ほぼ最終面接官)をやってました。
で、多分中途採用の面接で300人くらい面接して50人くらい採用したと思います。
その経験を書きましょう。
多分通じるはず。
ただし、大前提。
私は営業責任者です(でした)。
はい、エンジニアの人、総務の人、企画の人、消えたー
ってわけじゃなくて、ちょっとお待ちなさいよ。
聞いておくだけマシですから、ぜひ聞いておくんなまし、え?聞けって、ちったぁ役たつはずだって。ほんと、マジで。
さぁ、行きましょう。
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面接官はどこを見て判断してると思います?
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1. 実績じゃないよ、過程を聞いてるんよ
2. 素直だよね?言うこと聞けるよね?
3. 何やりたいの?どうしたいの?
4. (多分私だけ)割とパクられた私の質問
1-3が会社で決められた「採用する人の線引きルール」みたいなもの。
実は私、IT企業で一部上場企業にいました。そう、一部上場企業の営業責任者を5年以上やっておりました。なので、多分そんなに間違っていないはず。世間的にはホワイト企業だと思います。ひっきりなしに面接に来ましたもの。新卒なんて多分数え切れないくらい。人気企業だったんですね、私が入社した時なんて50人いたかいなかったくらいなのに、2019年6月時点で2,000人超えちゃってるよ、すげー。
今回は中途採用のお話。新卒に関してはまた今度書きますね。
さて、面接といってもある程度
「会社が欲しい人材」
というのは面接官の中でも統一されています。まぁ、絶対ってわけじゃないですけどね。こういうの聞いてくださいね、こういう考えの人は入社後も活躍しますからね、的なお話。当時在籍していた会社は人事部の力はそんなに強くなくて(今は知らん)、現場の責任者が採用の絶対権限を持っていました。だって自分の部下になるんですから。
つーわけで、絶対的、当たり前のやつ。
・会社のビジョンとか社是とかに共感してるのは当たり前です。アピールでもなんでもないです。
これ覚えておいてくださいね。
誰も聞いてませんから、正直。
よくありますよね、
「なぜ弊社に応募したんですか?」
ってやつ。
こんなの「社交辞令」です。
聞かれる側も
「給料良さそうだからだよ!」
「上場企業だからだよ!」
「休み多そうだからだよ!」
と本音では思っていても、まぁ言わないですよね、なので、この会話、ぶっちゃけ意味ないんです。いわゆる「天気の話」と同じ。とりあえず生ビール、みたいなノリ。
なので、
「志望理由」に何の興味もありません
(ほとんどの面接官はそうだと思う。興味なかったら来ないよねw)
それで割と嫌われる、というかちょっとこっちが引いちゃう人って
「御社の何々が何々で、こういうところが素晴らしいと思います!」
「社長自身がビジョンを掲げて、ボランティアもされているのがすごいです!」
みたいなキラキラしたネットで漁ってきたような情報をぶつけられても、こっちは
「誰か採用して、さっさと売上目標を達成しなきゃいけねーんだよ」
って思ってます(ひどいなぁw)。
そういうのは社長とか役員とかと飲み会の席ででも言ってください。面接官は普通のサラリーマンです。売上目標を背負った、切羽詰まった奴です。
つまり、こういう回答を延々と自分に酔っ払いながらしてくる人って、私は基本的に採用しません。だって空気読めないんだもん。相手に合わせて話ができないんだもん。新卒ならまだ可愛げがあるかもしれませんけど、中途採用で延々と自社のネットで書かれてそうなマニュアル褒め言葉(そして本心ではたいして思っていないw)を聞かされても困ります。
うぜー
の一言で、めっちゃ印象悪いですね、少なくとも私は。
多分同じことを思っている面接官の人は多いかも。面接官をしたことある人、意見求む!(笑)
なので、志望理由とかは普通に
「聞かれたことをきちんと答える」
というだけでいいです。いらん情報をぶち込んでこなくていいです。
志望理由なんかよりもっと「あなた」のことを聞かないと、面接する側が失敗するんで、そこを教えてください。
はい、やっと戻れたw
1. 実績じゃないよ、過程を聞いてるんよ
はい、よくありますね。
前職では「営業成績1位でした」「昨年対比150%達成しました」的なやつ。
これもねぇ、マジでどうでもいいです。ないよりマシ程度。
聞きたいのは
「なぜ営業成績1位が取れたのか?」
ということ。
結果じゃないです。プロセス(過程)が知りたいですし、そして、そのプロセスは再現性があるのかどうか?これに尽きます。再現性があるのであれば、違う会社の違う商品を売っても同じように頑張ってくれるかな、と想像ができますので。
具体的に言いましょう。
求職者
「私は前職で昨対150%アップさせて、全社での営業成績1位を取りました。多くの方のおかげではあるものの自分なりに努力した結果だと思い、これは御社でも役に立てると思います。」
私
「すごいですね。具体的にどうやって昨対150%を実現できたんですか?」
求職者
「はい、ちょうど私が受け持っていたお客様の窓口が代わり、私と相性があいまして、猛烈な営業攻勢をかけました。それこそほぼ毎日電話をして雑談も交えながら行った結果、昨年の1.5倍の発注をいただくことができました」
私
「よかったですね。先方の窓口が変わったタイミングで新任の担当の方と仲良くなれたから受注が増えたということですか?」
求職者
「はい、ラッキーでした。前任の方にももちろん営業していたのですが、どうも合わなくて横ばいだったのですが、新任の方になって仲良くなれたのでそれがキッカケです」
私
「新任の方になってから、◯◯さん(求職者のこと)自身で工夫されたことってありますか?」
求職者
「はい、色々工夫をして電話をしたり、訪問したり、提案回数を増やしました」
私
「なるほど、ありがとうございます。」
はい、私はこの人を採用したでしょうか?
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答えは
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採用できねー!
です。
あのですね、自分で「ラッキーです」って言っちゃったのと工夫したのが電話と訪問と提案を増やしただけ?いや、電話の仕方とか訪問の仕方とか提案の仕方を工夫したとか、その中身を聞きたいのですが、全く出てこない。
これ、結構な人が勘違いしているんですが、
「結果さえ出せばいいんでしょ?」
「運も実力のうちでしょ?」
って思ってそうですけど、実際それは正解です。
でもね、初対面で面接であたしゃ、あなたのことなんてしらないんですよ。
これが既に同じ会社の人間で一緒に働いている人間だったら、それでもいいんですよ。その結果も運も会社のためになっているんですから。
ただ面接の場所で、私の知らない他社の結果とか運とかどうでもいいんです。
だからどーした・・・
ってのが本音です。
さて、次回は私が『あ、◯◯くん、即採用。いつから来れる?』って人の例を出します。こう言われたら即採用です。即採用でなかったら見る目がないです、その面接官。なんで、そんな会社行かなくていいですw
あなたの実力をわかってない、って話ですから。
これマジですからね、その会社がすべてじゃありませんから。
ちなみに、即採用した人間は今も私の前職でバリバリに活躍して部長くらいまでになっています。私の給料を大幅に越えていったんだろーなー、いいなーw
では次回お楽しみに。